春の養生には『肝のケア』が最重要
- さくら整体 長崎
- 4 日前
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いつもありがとうございます。さくら整体の荻野です。
今年の春は気温の上下も激しく体調不良の方が続出しています。少しでも快適に過ごせる情報をお届けしますので、どうぞ最後までご覧ください。
春は物事の始まりの季節です。
寒い中で冬眠していた動物が起き出し、草木も芽吹き始めるように、のびやかなエネルギーが満ち溢れていく時期。
その反面、冬の間にからだに溜まった毒素を排出しようと、さまざまな不調が出やすいのも春です。
冬の寒さで凝り固まっているからだは、簡単には春モードになりづらく、からだの中のいろいろな器官が調整を行っていく期間でもあります。
そこで今日は、よく見られがちな春の不調を自然のお手当てで解消し、新年度を健やかに迎えるためのポイントについてお伝えします!
春は『肝』の季節。このような症状はありませんか?

春は「肝」と対になっており、春に起こりがちな不調は「肝」と関係のある症状が多く見られます。
肝臓はとてもたくさんの役割を担っている臓器です。
肝臓の主な働きをまとめると、
・解毒や分解をする
・血(けつ)を貯める
・“感情”と深く関係する
肝がダメージ受けると、これらの機能に支障が生じ、何かしらの不調の症状が出てきます。
どんな症状が生じるのかというと、
症状①:解毒・分解機能の異常
解毒・分解能力が低下することで、消化不良や下痢、腹痛、おなかの張り、口の中に苦いものが上がってくる
症状②:感情の不安定化
東洋医学で肝臓は「血(けつ)」を貯める臓器とされますが、血(けつ)は気(き)とともに感情面に深く関わりがあります。
血液はホルモンなどの運搬もしているため、血(けつ)の巡りが不安定だとホルモンが不安定になり、気持ちが不安定になって鬱的になったり、逆にそわそわと落ち着かなくなったり、怒りっぽくなったりと症状が出やすくなります。
症状③:目や筋肉の不調
肝臓は目や筋肉にも関わりがあるといわれ、目ヤニや目の乾燥、かすみ目、充血、筋肉のこわばりも、肝臓の不調による症状の一つです。
肝臓のお疲れをチェックしてみましょう
肝臓は代謝、胆汁の生成、分泌といった体にとって非常に重要な役割を担っています。
肝臓の健康状態が悪化し機能が低下すれば、これらの役割がうまく果たせなくなるので、体のあちこちに弊害が出てきてしまいます。
以下は肝臓が疲れや時に出る症状ですので参考にしてください。
疲れやすくなった
食欲がない時が増えた
顔色が悪くなった
便秘気味である
右の腹部が重く感じる
お酒が弱くなった
爪が白くなってきた
目の充血がある
めまいを起こしやすい
イライラして怒りっぽい
寝つきが悪い
よく夢を見る
気候の変化に弱い
太りやすくなった
びわ葉温灸で肝臓温めがおすすめです
『肝活』という言葉があるのはご存じですか?
肝臓を日常的にケアし、肝臓に流れる血液量を増やすことをいいます。
さくら整体ではこの時期、肝臓にびわ葉温灸を当てる施術を取り入れています。
すると、右背中の肝臓のコリで張っていた硬さが取れなだらかになります。実は右の背中が張っている方は肝臓のお疲れが関係している場合がとても多いんです。
呼吸が浅い方は横隔膜の上下運動が少ないので肝臓の動きが少なく、特に要注意!
整膚で肝臓の上の皮膚を柔らかく
臓器が硬いと皮膚も硬くなります。
さくら整体の肝活は、整膚で肋骨の際(きわ)を優しく整膚します。すると胃腸が動き出し、グルグルっと音が鳴りだします。これは副交感神経にスイッチが入り治癒モードになった証拠です!
皮膚が柔らかくなると深呼吸ができるようになります。病後の体調回復にも肝活は大切です。
この時期は特に肝臓を大切に
アルコールを飲まない方の肝臓の数値が悪い理由はズバリ、糖質の取り過ぎです。これは女性に多く見られます。
糖質を分解・吸収する際に非常に肝臓に負担がかかり、実は脂肪肝の原因は脂質よりも糖質のとり過ぎなんです。
ですので、この春を心地よく過ごすためには、
糖質を取り過ぎない
肝臓をびわ葉温灸で温める
肝臓を整膚でゆるめる
深呼吸をして横隔膜を動かす
春の野菜(解毒作用があるもの)を食べる
以上が非常に大切です。
5月の連休後に、「やる気が出ない…」「疲れが出ない…」その理由は肝臓がクタクタのお疲れモードになっているから。
ぜひ、今日から『肝活』に気をつけた生活を送られてください。
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